オカリナと弦楽オーケストラのための第1組曲〜第4楽章
オカリナと弦楽オーケストラのための第1組曲〜第4楽章を公開します。
この曲も初期の楽曲よりも、全面的にオーケストレーションを見直して、中間部に少し穏やかな部分を追加し、カデンツァもさらに加えてみました。
このカデンツァの楽譜は作成していますが、もし演奏される機会がありましたら、ソリストが自由な発想でカデンツァを作り上げて、個性豊かな演奏にして欲しいと願っています。
三部形式の簡単な形式で、運指もそれ程大変ではありません。
ただ一般的に音楽は、テンポの早い曲よりも、遅い曲の方が様々な部分で難しいと言われています。
それは特にオカリナのような、音の勢い(息のスピード)でもってピッチが変化する楽器においては、ロングトーンが多くなると、音程を維持するのに、難しくなっていくと思います。
この曲はそういった部分においては、かなり難しいテクニックを要求されるかも知れません。
その昔のことですが、私のこの組曲を聞いた方から、どうしてこんな哀しい曲ばかり作れるんですか?なんて、変わった質問をいただきました。
改めて完成したこの曲をきいて、自分でもそんな風に思ってしまい、ちょっと戸惑っています(笑)