オカリナと弦楽オーケストラのための第2組曲〜第5楽章
オカリナ組曲の中で、一番ヒットした?と思われる曲が、このオカリナと弦楽オーケストラのための第2組曲〜第5楽章です。
まだ20代の頃、取引先のお客様で、オカリナ吹きの方がいらっしゃって、楽器つながりから交流するようになりました。
その人はオカリナ界の先駆者、故火山久氏のお弟子さんでした。そうとは知らなかったのですが…
当時オカリナ界など、私にとってはまったく興味がなく、自分の作品を作ることだけ考えていました。
そのお客様には、オカリナのコンサートなど初めて連れて行ってもらったりして、オカリナの可能性について、様々勉強する機会を得たと思っています。
私のお客様であり恩師が、私の作品を演奏してくれた曲が、この曲です。
生まれてはじめて、自分のオカリナ作品を、自分以外の人が演奏してくれたことは、この上ない喜びでした。
今回、その作品にかなり大きく手を加えて、部分的に転調を試みたり、新パッセージを追加したり、自分のカラーをより濃く表現できたと思っています。



オカリナと弦楽オーケストラのための第2組曲〜第4楽章
オカリナと弦楽オーケストラのための第2組曲〜第4楽章…というと、これは終曲かな?と思われるかもしれませんが、第1組曲同様、第5楽章が終曲になります。
それは、6つ(第7曲目は欠番)のオカリナ組曲すべて同じ構成で作曲しています。
このだ4楽章は、当初からバッハなどを意識しての、古典的な情景を描きながら作曲したもので、今回はフレーズが奇数であるものは、パッセージを加えて偶数に変更して、新たにコーダ部分を作曲しつけ食われています。
これはどの曲もそうですが、複合オカリナは好きでないことから、1本の単一のオカリナで演奏できるように、音域を当てはめて作られています。
初心者でも簡単に演奏できる音楽だと思います。
2024年7月2日に完成。




オカリナと弦楽オーケストラのための第2組曲〜第3楽章
この楽章も前楽章同様に、もとのスコアには、1990年4月に作曲したとなっています。
その後2000年に改定を行っています。
作曲当時から、旋律性がおもしろいと、一般的な受けがよかった楽章です。
それを今回は、大規模な中間部を作曲し、組み込んでみました。
この中間部はガヴォット風の形式を意識しています。
和声が若干複雑化していますが、比較的聞きやすく作曲しました。
昔チックな、そんな雰囲気を楽しんでいただけたらと思います。
作曲年代と、加筆した年代に大きな技術的差があって、少し違和感も感じますが、それも雰囲気的にいいかなと思っています。
かつて、第2組曲の第3楽章は、合唱の作曲コンクールに出そうとしてアレンジし、作詞家と様々協議しましたが、物別れに終わった出来事がありました。
今となっては懐かしい思い出です。
第2組曲は、チェンバロを伴奏に用いていますが、チェンバロという楽器を主体的に考えているわけではなく、あくまで古典的な響きを付け加えたいという意図です。
それは第1組曲からも同じです。
チェンバロを実施に用いることは、一般的なコンサートでは難易度が高いので、あくまで付け加えてのイメージですので、チェンバロが無くても、演奏できるように構成しています。
2024年6月18日に訂正を実施しています。



オカリナと弦楽オーケストラのための第2組曲〜第2楽章
オカリナと弦楽オーケストラのための組曲は、過去にいろいろな人の手によって演奏された経緯があります。
昨年から、第1組曲から順番に改定を行っていますが、そのあらましは説明をしてきました。
私と多くのソリストの関係性は、全員が必ずしも良好な関係だけであったとは言い難く、中には金輪際関係性を絶つ他、もう演奏をして欲しくないだけでなく、過去の演奏をも払拭したいと思うほど、良くない仕打ちを受けた関係もあります。
それで、そうした手によって、音楽を貶された事を、なんとか自分の心からも取り払いたいという思いで、新たに音楽を拡大すると共に、刷新してきました。
これからも、人生の続く限り、全曲を改訂を行って行こうと思っています。
第2組曲〜第2楽章は、第1楽章完成から約8ヶ月経過しました。
作曲年代も1994年初版で、この組曲に着手した作曲年代といっしょであり、こちらも2000年に改定を行っています。
ドリア音階を使って、ルネサンス調の雰囲気を出した曲で、今回は、中間部に新たなパッセージを加えて、以前の短いバージョンで、中間部に持ってきたものを、後ろにまとめるなど、少し大胆な改定を行いました。
パッセージが似ているものを並べたので、全体が一つの形に調和した仕上がりになっていると思います。
youtubeに載せた年月日が2023年10月29日ですので、だいたい1年前に載せています。



オカリナと弦楽オーケストラのための第2組曲〜第1楽章
オカリナと弦楽オーケストラのための第2組曲〜第1楽章を公開します。
2023年になって、ようやくの着手です。
譜面には、作曲年代が、1990年となっています。
その後の改定日も書かれていて、2000.4.7と書かれていますので、実に23年も経過しての改定となります。
今回の書いては、第1組曲同様、チェンバロを加えています。
前奏と、中間部、コーダを加えて、規模を2分弱から7分まで拡大しています。
自分自身が好んで演奏していた曲で、特にこの第1楽章は個人的にも好きな音楽です。
テーマは、広陵とした自然の景色を中間部の音楽に投影した気持ちで、前後のゆったりとした、もの哀しいモティーフに溶け込んで行くような、そんな雰囲気に作れたらと意図してみました。


オカリナと弦楽オーケストラのための第1組曲〜第5楽章(終曲)を公開します。
オカリナと弦楽オーケストラのための第1組曲〜第5楽章を公開します。
こちらが第1組曲の終曲になります。
(最終改定は2021.4.29)
第5楽章は、時間をかけてかなりの部分に手を加えました。
ここまでやってしまったら、初期の作品とはまったく違った曲になってしまったかもしれませんが、第1組曲の最終曲としてふさわしい音楽に仕上がったと思います。
過去の自分の感性とは違った部分を、多数散りばめて、いろいろな角度から楽しめる音楽になったかと思います。
オカリナ組曲は三部形式とロンド形式でほとんどが構成されていますが、作曲を始めた数十年前には、簡単に誰でも理解できることを考えて、あまり形式も複雑にしないようにしていました。
今回の改定で、音楽の規模も大きくなって、少しだけ難しいエッセンスも加えて、オカリナの音楽としての集大成として、妥協することなく作れたと思います。
また、オカリナのオリジナル楽曲として、ここからもう一歩、オカリナ音楽の世界を広げていけたらと思っています。
オカリナのためのオリジナル作品はごくわずかであり、しかもほとんど演奏されないオカリナ音楽界ですが、自分が死んでからでもこのオリジナル作品が、世の中に受け入れてもらえたらと願っています。

オカリナ四重奏曲に編曲 「弦楽四重奏第2番」〜第1楽章 ボロディン
ボロディン作曲の弦楽四重奏第2番から第1楽章をオカリナ四重奏にアレンジしました。
この曲はボロディンの作品のなかでも、美しい旋律で有名な作品で、かねてから機会があったら編曲したいと考えていました。
2018年の3月ごろ、友人の知り合いのオカリナ奏者から、この曲を編曲してほしいと依頼がありましたが、演奏する機会を失ったため、楽曲の編曲について私に習いたいと、編曲のレッスンの教材として、編曲を試みることになりました。
調性の問題から運指がかなり困難な部分が生じましたが、そういった箇所は出来るだけ解消し、また音域の広いパッセージを途切れさせないようにするなど、様々な考慮をへて完成しました。
今年2020年5月に、新たにこの曲の構成を見直して、細かい部分の修正を行いました。
特に不協和音が生じやすい音程は、原曲の音を若干ずらして回避しています。
演奏される機会があれば幸いですが、鑑賞するだけでもボロディンのロマンティックな楽想を感じる事が出来る、作品になったのではないかと思っています。
